新・主婦の思うコト。

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映画「君への誓い」ネタバレありのおばちゃん的レビュー

      2017/12/09

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アマゾンプライムで映画「君への誓い」を観ました。
これは2012年に実話をもとに作られた映画で、英語の原題は「The Vow」。誓い、って意味。

予告編動画。予告編で流れているのはテイラー・スウィフトの「Enchanted」。映画の主題歌ではなく予告編のみの楽曲です。

「君への誓い」劇中の曲リストはこちら

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「君への誓い」のキャスト

主演は「マジック・マイク」の肉体派俳優チャニング・テイタムと「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスです。
チャニングは高校卒業後、ストリッパーとして働いていた時期があってそれをもとに映画「マジック・マイク」が制作されたんですよね。
本作でも惜しむことなくセクシーな裸体を披露してくれます!

 

レイチェルの映画は何本か観ていて「きみがぼくを見つけた日」がすごくよかったので、レイチェル出演のもので似た感じの「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」も観たいと思ってます。

 

「君への誓い」のあらすじ&ネタバレ&感想

レオ(チャニング)とペイジ(レイチェル)は仲が良い夫婦で、幸せそのもの。しかしある雪の晩、自動車事故に遭いペイジは昏睡状態に。しばらくしてペイジは目を覚ましますが、レオと出会ってからの間の記憶を失っていた…。夫と出会う前の記憶はあるけれど、レオに対しては他人のように振る舞うペイジ。そしてペイジの記憶を取り戻そうとレオは奮闘する…という物語。このあらすじ読んだら、ラブコメよりの恋愛ドラマなのかなーと単純に思ったのですが、意外に切なさの比重が大きかった!!

この映画は、ペイジとレオ、どちらに感情移入するかで評価がわかれてくると思うんですが、私は妻の愛を取り戻そうと頑張るレオに感情移入できたので素直に泣けました。しかしペイジに感情移入した人は、ペイジの記憶が戻るように急かしてくる(最後はイライラMAXになってキレる)レオに対して腹が立ったり怖くなったりして、ペイジ可哀相~ってなるんでしょうね。

あと一度恋に落ちた2人は、何度出会っても恋に落ちるもんだろ、って私は漠然と思っていたけど、なかなかそうもいかないのです。

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好きだったシーンは、冒頭の事故前の車の中で、ペイジのかじかんだ手をレオが握って息をふきかけて温めるんですが、中盤でそれを再現するような場面が出てきます。あ、ここで記憶戻るか?とありきたりな予想をするんですが、ペイジの記憶は戻りません。レオだけが「こんなこと前にもあったな」って切ない顔をするだけ。胸が痛くなりました。

あと、どうしてもペイジの記憶が戻らず、それどころかレオと知り合う前の友人や元婚約者、疎遠になっていたはずの家族と過ごすことばかり優先するペイジにとうとうレオがギブアップするシーン。同僚女性に「俺はもう愛されてない。あきらめる。」と話すシーンが泣けました。

あ、気になったのが、ペイジの姉グウェンの婚約者ライアンとペイジの元婚約者ジェレミーが、微妙に似てて(クリス・エヴァンス系?)どっちがどっちかわからなくなるときがありました。登場人物そんなに多くないんだから、もっと別のタイプにすればよかったのに。

ディロン・ケイシー(左)とスコット・スピードマン(右)

こうして見ると全然違う?でも劇中ではホントごっちゃになった。

こっからさらに物語の核心をネタバレします。観る予定の人は読まないでください。

全体的に良いお話だったんですが、すごく腑に落ちなかった部分がありました。
主人公ペイジは記憶喪失になる前に家族と絶縁状態だったんですが、事故後に何事もなかったように家族が近づいてきます。絶縁の理由を知ってるレオは何度もペイジをひきとめようとするも、理由は言えないでいる。

終盤で絶縁理由が明かされるんですが、それはペイジの親友とペイジのお父さんが不倫、怒ったペイジが家出!というものでした。お母さんは傷ついたけどお父さんを選んだ、ペイジが記憶喪失になって家族の絆を取り戻すチャンスだと思って両親、姉はグルになって真実を黙っていたと。なんか・・・「え?そんなことで?」と思ってしまったの私だけ?じゃあ何が理由だったら良かったの?と聞かれたら上手に答えられないけど、父の不倫を知る前と知った後で、自分の人格をそこまで極端に変えてしまうのも疑問だし、なんかペイジが常に「自分探し、自分探し」って本当の自分を探してるのも、実家は超お金持ちだからなのか、ちょっと甘ちゃんだなーってあんまり共感できなかった。

でも、最後は結局記憶戻るんだろーって思ってずっと観てたので、最後まで記憶が戻らないのは新鮮でした。最後は記憶を戻すんじゃなくて、新しい記憶を作ろう、っていうラストになってるのは良かった。

「君への誓い」のもとになった実話はこれ(動画)

映画本編のエンディングで一枚の写真と「このあと2人は結婚し子供を2人授かりました」って出るんですが、これがまた賛否両論で、せっかく主人公2人の未来をほのめかす感じで終わってるのに、現実の2人は子供2人を~ってなんか興ざめする!っていうような感想をいくつか読みました。でも私は普通によかったね~って思ったんですが、そんな冷めちゃうかな?

主人公のモデルはクリッキット・カーペンターという女性で、実体験をもとに本も出されています。実際、事故にあって21日間昏睡状態だったそう。主人公の夫のモデルは、キム・カーペンターという男性。旦那さまです。結局今でも記憶は戻っていないそうです。

ということで、レイチェル・マクアダムスはいつもの可愛いレイチェルじゃなくて、ちょっとイラっときますので要注意!(これを健気ととれる人にはオススメかも)
ええカラダのチャニング・テイタムはここでは不器用で表情の乏しい男を演じてますが、ちゃんとセクシーですのでご安心を☆

 

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